第2回 (10月22日)



やった事

2. 静的なゆらぎ
 2-1 最小仕事とアインシュタイン・ボルツマンの原理
  (1) 最小仕事の原理(続き)
  (2) アインシュタイン・ボルツマンの原理(1部プリント)
  (3) 具体例(プリント)

目標

2-1. 最小仕事の原理を復習して、 アインシュタイン・ボルツマンの原理を理解する。

ポイント

(1) 最小仕事の原理と(2) アインシュタイン・ボルツマンの原理は、 何が仮定されているかを押さえて下さい。 講義が分かりにくかったと思いますが、仮定が何だったかが分かれば、 とりあえず良いと思います。 もし分からなければ、聞きに来て下さい。

(3) 具体例は、余り説明できませんでしたが、 プリントを読んで充分理解して下さい。 類題として、宿題4(次回配布予定)を用意しましたので、挑戦して下さい。


反省

今回は、大変分かりにくい講義になってしまい、申し訳ありません。 1回目の講義で仮定が重要といっていた割に、何が仮定されているか、 はっきりした形で説明できませんでした。 特にアインシュタイン・ボルツマンの原理は、初めて講義したということもあり、 私自身の中でもう一つこなれてないところがありました。 今後、こんな事の無いように、あらかじめ充分準備するよう気を付けます。

講義が分かりにくいせいもあり、進度も予定より大幅に遅れました。 内容が多すぎたこともありますが、説明が悪くて、余計時間がかかったと思われます。

他の所が分かり難かった一方、 最小仕事については、熱力学の復習と言うこともあり、 分かりやすかったようです。 もう少し速く説明しても良かったかも知れません。 あるいは、等温過程に絞らずに温度や体積が変わる場合の表式も説明すれば、 結局時間がなくて説明できなかった2-2ができたかも知れません。

EB原理はとにかく分かりにくかったと思います。 済みません。 仮定をもっときっちり説明すべきでした。 そうすれば、平衡統計力学の枠内と言うことがもう少しはっきりしたのだと思います。

ΔST(x)の計算は、さらに分かりにくかったと思います。 作業源のないST(x,ET)の定義をもっとしっかり説明すべきでした。 ゆらぎで到達する状態と最小仕事で到達する状態の違いと同じ点を、 リストアップすべきでした。 申し訳ありません。

プリント(1)式の説明も手間取って済みませんでした。 式の説明はちゃんと準備が必要だし、幾何学的に説明しても良かったと思います。

授業の初めに指名して、前回の復習をしてもらいました。 誰も答えなかったらどうしようと思いましたが、 きちんとまとめて頂きました。 ご協力有難うございます。 これからも、指名して復習してもらいますので、 よろしくお願いします。



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