第1回 (10月15日)



やった事

ガイダンス
1. はじめに
  (1) 非平衡現象とは何か?
  (2) この講義の目的について
2. 静的なゆらぎ
 2-1 最小仕事とアインシュタイン・ボルツマンの原理
  (1) 最小仕事の原理(途中)

目標

1. 非平衡現象のおよそのイメージ獲得と、 静的非平衡状態(静的ゆらぎ)と動的非平衡現象の違いを理解する。

2-1. 最小仕事の原理を復習して、 アインシュタイン・ボルツマンの原理を理解する。

ポイント

1. 静的非平衡状態(静的ゆらぎ)と動的非平衡現象の違いは、 よく復習しておいて下さい。 特に静的ゆらぎは、例でもなかなかでなかったので、 分かり難いのだと思います。 この2つの違いが分からないと、講義全体の流れがつかみ難くなるので、 注意して下さい。

2-1. 最小仕事は、ほとんど出来ませんでしたが、とりあえず、 設定を良く復習しておいて下さい。 2-1の目標は、原理の理解となっていますが、 最終的には、実際にゆらぎを計算できる所までやりたいと思います。


反省

この授業は今年から始めて担当する事になり、 色々不手際があると思いますが、許して下さい。 特に1回目は、ペースが分からなくて、 予定していた半分も進みませんでした。 これは進み方が遅いというよりも、予定に無理があったと思います。 やはり、少し計画した内容が多すぎました。 内容は、分からなければ、やらない方がましなので、 精選して詳しくやろうと思います。 ガイダンスでお送りした内容よりも減ると思いますが、 お許し下さい。

ガイダンスの「A 目的」が分かり難かったと思います。 将来物理を研究しない人にとって、 物理を勉強する事にどういう意味があるのか、 お話したかったのですが、抽象的過ぎて、 なんでそんな話を持ち出すのかよく分からなかったのではないでしょうか。 具体例を挙げて具体的に説明すれば良かったです。

非平衡状態の例は、静的ゆらぎの方があまり良く無かった様です。 挙げてくれた例を使って、 クリームやインクの濃度に偏りがある場合を説明する方が、 分かりやすかったと思います。 特に分布の意味をはっきり説明せずに使ったのが失敗でした。 済みません。

授業中に指名して、非平衡の例を挙げてもらいましたが、 如何だったでしょうか。 やはり少し分かりやすくなったと思います。 次回は、時間の最初に、また誰かを指名して、 今回の復習を話してもらおうと思っています。 よろしく。

静的ゆらぎの説明は、分布の所以外は、説明が良かったと思います。 よく分かってもらえたのではないでしょうか。

「(2) この講義の目的について」は、ちょっと時間をかけ過ぎました。 もう少し要領よくまとめられたと思います。 済みません。

最小仕事の説明をするのに、前置きが長すぎました。 ごめんなさい。 さっさと状況設定に入れば良かったです。



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