2008年度 前期 1年生コアセミナー

アンケートの結果

コアセミナーは、それでなくてもアンケートが2種類もあったのに、 さらに私の担当分もアンケートをとってしまい、すみませんでした。 アンケートに協力してくれた人達に感謝致します。 さらに、アンケートの集計をして頂いただた物理事務の古木さんに、 この場を借りて御礼申し上げます。

集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。

1. 全体のレベル(回答者数 36)

1:難しすぎる。 2:少し難しい。 3:少し簡単。 4: 簡単すぎる。 5:適当。
10 22 0 0 4

「1:難しすぎる。」と「2:少し難しい。」でほとんど全体を占めました。 もう少し簡単な教科書が良かったですね。 それとも最後の計算のところが難しかったでしょうか。


要約は非常に難しかったです

教科書と言うよりは、輪講そのものが難しかったのでしょうか。 もう少し要約の仕方を時間を取って説明すれば良かったですね。


難しすぎる×10000でした

この方は、やはり教科書が問題だったのでしょうね。


2. テキスト(回答者数 36)

1:難しすぎて面白くなかった。 9
2:難しいが興味は持てた。 18
3:もっと短い方が良い。 0
4:もっと説明があればこのテキストでも良い。 4
5:適当。 3
6: 面白かった。 3
7: その他。 1

「2:難しいが興味は持てた。」を多数の人が選んでくれました。


ガリレイやニュートンの人格が見えたのがおもしろかった

人格が見えましたか! 昨年はブラウン運動をやりましたが、 ブラウン運動は皆さんにあまりにも興味を引かなかったようで、 ガリレイやニュートンの方がましだったようですね。


様々な考え方を学べた

今でこそ物理の考え方は、一通りしかありませんが、 この考え方が定着するまでは紆余迂曲説があったのです。 そのことをこれから物理を勉強しているうちに、時々思い出してくれると嬉しいです。


哲学的な記述が多かったので読みにくかった

「哲学的な記述」というよりは、日本語が難しいと言う事だと思いますが、 もっと良い教科書があれば良かったです。


3. 「輪読」について (回答者数 35)

1: 「輪読」はつまらなかった。 4
2: テキストを変えたら「輪読」でも良い。 7
3: 「輪読」は適当だった。 14
4: 「輪読」は面白かった。 10

「輪読」自身は、良いようです。


難しいから議論が起こりにくい

そうですね。 もっと簡単な教科書だったら良かったのかも知れません。


結局、他の人のとこも読んで理解しなきゃいけないんで、よろしくない

自分の分担以外も読んでもらわないと、当日議論にならないし、 何よりも自分のところが終わったら退屈だと思います。


班の割りあてはもう少し大きく、 二回やるのではなく一回のみのほうがよいと思う(細切れだと少し不自然)

特に2回目のクラスは時間がなくなって、最後は細切れになってしまいました。 3回目のクラスは、1回ずつの発表にしましたが、 最後の時間調整が出来なくて大変でした。


4. 進度 (回答者数 36)

1: もっとゆっくりの方が良い。 10
2: もっと速くても良い。 5
3: 適当。 21

「3: 適当。」が過半数でしたが、 「1: もっとゆっくりの方が良い。」は昨年よりも多かったです。


こういうアンケートでは必ず「ゆっくりの方が良い」と答えるようにしている

確かに進度が遅すぎて困る事はあまりないですから、 そうされるのは良いかも知れません。


5. 教員の説明 (回答者数 36)

1: 全体的に分かりにくい。 2: 内容が難しいのでもっとたくさん説明が必要。 3: 適当。 4: 分かりやすかった。
2 12 19 4

「3: 適当。」が過半数多くでしたが、 「2: 内容が難しいのでもっとたくさん説明が必要。」が多かったのは、昨年と同じでした。


非常に物腰柔らかで、とても心地良かった。眠くなるほどに・・

物腰柔らか過ぎましたか。 確かに後半は寝ている人が多かったです。 しかし私よりは、クーラーの方が責任が重い気がします。


6. 自分たちの発表 (回答者数 36)

1: 何をどう準備していいかよく分からなかった。 7
2: もっと具体的な指示をして欲しい。 4
3: フロチャートが難しい。 14
4: 適当。 10
5: 準備が楽しかった。 4

「3:フロチャートが難しい。」が多いのは昨年と同じでした。 もう少し説明した方が良かったでしょうか。


「段落のまとめ方」 などのプリントが用意されていて準備にとまどうことはなかった

一応、発表の助けにするために、毎回頑張って、 詳しいプリントをつくっているので、そう言ってもらえると嬉しいです。 ただ、6.の結果を見ると、フロチャートは難しいのですね。 毎回出すプリントにもフロチャートのヒントを書くと良いかも知れません。


思いがけない質問が出て、うまく対応できなかった

うまく対応できなくていいのです。 きちんと説明しなかった私が悪いのですが、 質問に対しては特に発表者が答える必要は無くて、分った人が答えれば良いのです。


7. 総合的に (回答者数 35)

1:非常に不満  2:不満  3:まあまあ  4:満足  5:非常に満足 
1 5 17 11 1

昨年より「2:不満」が多かったようです。 教科書自身は今年の方が良いと思うのですが、やり方を工夫するしか無いのでしょうね。




感想、意見、希望など

講義内容はおもしろいが、テキストの書き方がわかりにくく(独特な言い回しなど)、このテキストはキライです。もっと読みやすければ、買ってでも勉強したかも知れない。

当初は、皆で読むので文章の難し目の方が良いと思っていました。 一人でスイスイ読める本なら、輪講する意味がないと思ったのです。 しかし、それにしても難し過ぎました。 もっと良いテキストがあれば良いのですが、難しいです。


フィギュアスケートの話がいちばん面白かった

フィギュアスケートは本当にすばらしいです。 夏のオリンピックももう終りですし、次は冬のオリンピックです。 皆でフィギュアスケートを見て、物理を勉強しましょう。


矢印の向きが良くわからなかった

矢印はフロチャートには欠かせないもので、矢印の無いフロチャートは想像できませんね。 ですから、とりあえず、単語と単語の矢印でつなげばフロチャートのように見えるので、 つい何でもかんでも矢印でつないでしまいます。 確かに、スライドに文章が延々と書いてあるのよりは、ずっと良いのですが、 矢印を多用すると、逆につないである単語と単語の関係が分らなくなる事があります。 そんなときは、ご指摘の通り、矢印の向きも意味がありません。 その問題を解決するには、関係を表す単語を矢印に添えるのが良いみたいです。


解説がきちんと入って理解がよくできました。分かっていたつもりになっていたことも、解説により、理解が深まった

解説が無駄でない事がわかって嬉しいです。 あまり良い解説とは言えませんでしたが、 無いよりはましだったということでしょうか。




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