2004年度 後期 大学院非平衡物理学

アンケート(その一)の結果

まず最初にアンケートに協力して くれた人達に感謝致します。

以下に示すアンケートの結果は、12月23日現在の結果です。 まだ、締め切っていないので、提出されていない方は、 どんどん提出して下さい。

集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。

1. 所属している専攻(回答者数 7)

1:凝縮系科学(物理) 1
2:凝縮系科学(化学) 1
3:基礎粒子系科学 3
4:その他 1 物理学科
5:物性 1
6:素核 1
7:理論 4
8:実験 1

今年は朝1限のために出席者が去年の半分です。 ほとんど理論の人で、私の研究室の人が多いと思うのですが、 アンケートには協力してくれていないようです。 物理学科の人が1人出席してくれています。


研究テーマ:
疫学の数理モデル
タンパク質のフォールディング問題

フォールディングはすでに例として扱いましたね。 今度は、疫学を例にしようと思います。


2. 講義のレベル(回答者数 7)

1:難しすぎる。 2:少し難しい。 3:少し低い。 4:低すぎる。 5:適当。
0 2 1 0 4

今年は「5:適当。」が多くて良かったです。


3. 講義の進度と内容(回答者数 7)

1:内容を少なくして もっとゆっくりして欲しい。 0
2:進度は速くして内容を多くして欲しい。 0
3:進度内容ともに適当。 7

全員が「3:進度内容ともに適当。」でした。


4. プリント (回答者数 7)

1:量が多すぎる。 0
2:量が少ない。 0
3:計算をもっと丁寧に書いて欲しい。 0
4:計算は適当。 3
5:図もっと載せてほしい。 0
6:図は板書の方が良い。 0
7:もっと説明を入れて欲しい。 2
8:式の計算だけでよい。 0
9:各章の始めに目標と仮定、結論があるのは良い。 5
10:目標と仮定、結論は、分かり難い。 0
11:プリント類は問題ない。 2

選んでくれた項目は、4と9が、肯定的で、 「7:もっと説明を入れて欲しい。」が2人いました。 説明は出来るだけ入れようと思います。


5. 各講義について

1:とても難しい  2:難しい  3:適当  4:簡単  5:簡単すぎた  6:興味が持てた  欠席 
0. はじめに (10月5日) 0 0 4 0 0 4 0
2.1 ランジュバン方程式 (10月12日) 0 1 5 0 0 3 0
2.2 FP方程式(差分方程式)(10月19日) 0 0 6 0 0 2 0
2.2 FP方程式(導出)(11月2日) 0 1 4 0 0 3 0
2.3. 第 2 種揺動散逸定理 (11月9日) 1 0 5 0 0 2 0
3.1 時間相関関数 (11月16日) 0 2 5 0 0 1 0

ほとんどの人が「3:適当」と「6:興味が持てた」を選んでくれました。 「2.3. 第 2 種揺動散逸定理」と「3.1 時間相関関数」に 「1:とても難しい」と「2:難しい」がありましたが、 これは去年もあがっていたので、 もう少し何か考える必要がありそうです。


6. 説明の解りやすさ(回答者数 7)

1:解りにくい。 2:少し解りにくい。 3:普通。 4:解りやすい。 5:とても解りやすい。
0 0 3 2 2

「1:解りにくい。」も「2:少し解りにくい。」もいなくて良かったです。


7. 説明の悪い所 (回答者数 7)

1:具体例が少ない。 0
2:式は追えるが概念的なことが分からない。 3
3:流れが分かりにくい。 1
4:式の導出を丁寧にして欲しい。 0
5:結果に対する考察が足りない。 0
6:声が小さい。 2

「2:式は追えるが概念的なことが分からない。」が1番多かったです。 これは、毎年出るのでよっぽど気を付けているのですが、 足りなかったようですね。 あと残り少ないですが、説明の時間を授業の半分以上にしようと思います。


8. 板書 (回答者数 7)

1:多い。 0
2:少ない。 0
3:適当。 7
4:字が大きすぎる。 0
5:字が小さすぎる。 0
6:黒板に番号を付けるのが良い。 1

ほとんどが「3:適当。」でした。


プリントでの説明に移るとき、 プリントのどの部分の話なのか番号だけでも書いていただけると、 ついていきやすいです。

もっと早く、アンケートに書かれた意見だけでも見れば良かったですね。 遅くなって申し分けありませんが、これから、プリントのどこを説明するか、 板書していきます。


9. 成績評価 (回答者数 7)

1:宿題で成績評価は悪い。 0
2:質問で成績評価は悪い。 0
3:期末のレポートが良い。 0
4:筆記試験が良い。 0
5:現状で良い。 5
6:2つ以上の組合せが良い 0

全員が「5:現状で良い。」です。


10. 非平衡物理学を講義する上でもっと説明して欲しいこと (回答者数 7)

1:量子力学。 2:(平衡系の)統計力学。 3:解析力学。 4:必要ない。
1 4 0 2

「2:(平衡系の)統計力学。」が過半数でした。 物理の人ばかりなので大丈夫と思ったのですが、今年もこれが多かったです。 平衡系の統計力学は授業では使っていないつもりなので、 この結果をどう解釈するか毎年悩みます。 去年の質問は、文章が悪く意図が伝わっていないと思ったので、 今年の質問の文を少し変えました。 「勉強する上で」を「講義する上で」にしたのですが、 それでも結果が変らないということは、 授業の流れとは関係なく、 平衡系の統計力学を復習せよということでしょうか。


講義する上で必要であるところは、説明して欲しい。

もっともなご意見ですが、 それがなされているかどうかを聞きたかったのです。 この人のような日本語で質問を作れば、分かりやすかったかもしれません。


11. ホームページ(回答者数 6)

1:プリントをダウンロードしたことは無い。 4
2:時々する。 0
3:頻繁にする。 1
4:プリントをPDFにするのは良い。 1
5:反省は読んだことが無い。 1

「1:プリントをダウンロードしたことは無い。」がほとんどでした。 でも「3:頻繁にする。」が1人いるので、続けます。


できればpdfをもう少し早く欲しいです。

前の週の金曜までにつくっていますが、それで充分でしょうか。


12. 総合的に (回答者数 7)

1:非常に不満  2:不満  3:まあまあ  4:満足  5:非常に満足 
0 0 2(29%) 3(43%) 2(29%)

「4:満足」と「5:非常に満足」の合計を例年見てみると、
1999年の1回目が 29%、2回目が 56%、
2000年が1回目が 69%、2回目が 29%、
2001年は1回目が 64%、2回目が 57%、
2002年は1回目が 59%で、2回目は 76%、
2003年は1回目が 56%で、2回目は 86%、
で、今回は上から3番目です。 1回目としてはトップです。 しかし、人数が少ないので、あまり比較しても意味が無いかもしれません。





感想、意見、希望など

アンケートの1で、誰だか分かってしまいます。
生徒の事を考えた授業をされるので嬉しいです。
HPの反省が好きです。
授業中、質問をしてもいいので、ついていきやすく楽しいです。

アンケート1の質問は失敗しました。 皆さんの背景に合せた授業にしようと思い、 どういう研究をしているか聞きたかったのですが、 アンケートの匿名性が崩れますね。 しかも、いきなりこの質問があると、後が答えにくいです。

誉めて頂いて嬉しいです。 wwwの反省を読んでいる人がいるのは知りませんでした。 最近、ずっと書きそびれていますが、また直ぐに再開します。


質問しやすい環境が素晴らしいと思います。
有り難う御座います。 上の人も書いていたので、「質問しやすい環境」が重要というのは、 皆さんも感じていることなのでしょう。 訳の分からない授業をして1番困るのは、実は教えている先生です。 聞いている人はとりあえず、90分の無駄で済みますが、 教える方は準備の時間がさらに無駄になるので、被害は甚大です。 少しでも哀れに思えば、質問して下さい。

戻る

戻らない

吉森明のホームページへ