第7回 (11月30日)



やった事

3. 線形応答理論
3-1. 時間相関関数
(4) ランジュバン方程式からの計算
3-2. Wiener-Khinchinの定理
(1) 時系列のフーリエ変換
(2) 無限時間の場合
(3) 有限時間の場合
(4) 具体例

目標

(3-2) Wiener-Khinchinの定理を理解する。 具体的に以下のことを分かる。

反省

3-1の具体例で板書に書き忘れがありました。 後から気がついて戻りましが、分かりにくかったと思います。 どうも済みませんでした。

3-2は、(1) 時系列のフーリエ変換でまたまた難しい問題に直面しました。 去年も液体 A の説明しているうちに難しい問題にぶちあたり、 たいそう困りました。 その時の悩んだ成果は宿題 26になっています。 今回は、液体 B の方で、授業中に「大きな周期がある」と板書しました。 しかし、良く考えてみると、前の時間にプリントに図を描いたときは、 周期があるつもりではありません。 記憶が A より長く続くというつもりだったのですが、 やはりフーリエ変換するとピークが立ちます。 時系列に「周期がある」ということと、 「忘れない」ことに何か関係があるのでしょうか。 分かった方は、知らせて下さい。

そのあと、WK定理で無限時間の場合と 有限時間の 2つの場合があるという説明をしました。 去年はこれをやらなかったので、証明が突然、2つの場合に別れ、 分かりにくかったと思います。 今年はこの説明を入れて多少なりとも2つある意味が分かったと思うので、 良かったです。

(3)の積分範囲の説明は例年よりはうまくいったと思いますが、 やはり難しいです。 いっそのこと宿題にする方が良いのでしょうか。 しかし、この計算は良く出てくるので、 少しは説明した方が良いとは思います。

(18)式の極限は、タウ積分の上限を T にくらべ s は小さいので無視しましたが、 実は s も積分変数なので大きくなり得ます。 細かいところですが、こういうところはきちんとやるべきだと、 思っているので失敗でした。


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