- 3. 線形応答理論
- 3-2. Wiener-Khinchinの定理
- (2) 無限時間の場合
- (3) 有限時間の場合
- (4) まとめと注意
- 3-3. 時間遅れの応答
- (1) はじめに
- (2) 時間遅れ (途中)
Wiener-Khinchinの定理は、FP方程式の導出に続く難所だったかも知れませんが、 どうだったでしょうか。 とくに、(3)有限時間の場合の計算は、非平衡物理で時々出てくる積分変数の変換を使うので、 詳しくやりました。 しかし、授業中に分るのは難しいかも知れません。 (11)式から(12)式への変形が説明が足りませんでした。 計算だけでなく、直感的にも分るようにできると良いのですが、なかなか難しいです。 3-3.は、最初に皆さんに質問をしましたが、前回と違ってうまくいきました。 皆さん、いくつか考えてくれて、線形応答がありふれていて、 よく使われていることを実感できたと思います。 おそらく、授業中に皆さんにする質問は難易度がキーポイントで、 難しすぎても簡単すぎてもうまくいかないようです。 (2)時間遅れは、「すぐに応答しない」ことと「過去の外場が影響する」こととの関係が、 分かり難かったと思います。 そこはもう少し説明をすべきでした。 |