第8回 (12月15日)



やった事

3. 線形応答理論
3-3. 時間遅れの応答
(2) 時間遅れ (つづき)
(3) 線形ランジュバン方程式による例
(4) まとめと補足
3-4. 久保公式
(1) はじめに
(2) 準備(遷移確率)

目標 (3-4)

久保公式の導出とその仮定を理解する。 さらに、導出に使う遷移確率の意味と使い方も理解する。 具体的には以下のことを分かる。

反省

3-3.時間遅れの応答は、時間相関関数同様、具体例をやるべきでした。 特に熱雑音の例をやらないと、久保公式のところで困りました。

問題の答えは、細かい計算を省略して、結果の説明をすべきでした。 結果は、位相の遅れとか、振動数の依存性とか、面白いことがあるので、 図に書いて説明すれば良かったです。

「付録」をプリントに付けましたが、如何でしたでしょうか。 省略したことをすべて宿題にするよりも、授業ではやらなくても、 プリントに載せておくというのも良いと思ってつくりました。 宿題だと分からないと、永久に分からないですから。 興味のある人だけ読んでもらえれば良いので、 付録という形はいいと思っています。

3-4.ですが、久保公式の仮定には当然、線形応答の仮定が必要なのに、 それを書いていませんでした。 結論もベーターの定義を書いておくべきでした。

3-4.(1)は、熱雑音の例に入る前に板書に書いたことは重複が多く、 ちょっとひつこかったです。 あたらしい内容だけを書く方が良かったと思います。 時間相関関数は外場の無い状態で平均を取るというぐらいでしょうか。

熱雑音の例は、時間相関関数と時間遅れのところでそれぞれ、 説明をした方が良かったです。 その方が、感動が大きかったに違いありません。 それで、もう少し詳しく説明する方がよかったでしょう。

遷移確率の説明は、定常と非定常が結構、混乱してしまいました。 特に(33)式は、外場があるので非定常の書き方をすべきでした。


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