第12回 (7月18日)



やった事

10. ブラウン運動の微視的導出 (森の理論)
  (1) 全体像と流れ
  (2) 射影演算子
  (3) 一般化されたランジュバン方程式の導出
  (4) マルコフ近似
  (5) ランダム力の正体
  (6) まとめ

目標

10. 閉じた系で線形ランジュバン方程式を導くことにより、 ランダム力の正体を理解すること。


反省

今回は、いよいよ最後の授業と言うことで、 「森の理論」どうだったがしょうか。 私がこれを最初勉強した時、あまりの凄い理論なので、 感動しまくりでした。 九州大学に赴任が決まった時、森先生と同じ研究室で仕事が出来るなんて、 大変幸運なことだと思いました。 その感動が少しでも伝わったでしょうか。

「森の理論」の中心になる射影演算子は、話すことが整理されていなくて、 準備していたことを全部言えませんでした。 質問をもらって、ようやく言い忘れたことを思い出しました。 済みません。

アンケートでも聞きましたが、プリントはどのくらい理解出来ましたか。 特に導出の詳細について、これ以上詳しくやるのは、 時間の関係で今のやり方では無理です。 根本的に方法を変えないといけません。

(5)ランダム力の正体はもう一つパンチが足りなかったですね。 最初に「森の理論」一般の例題をやって、 その後、ランダム力の正体をやると分かりやすかったと思います。 また、iΩの項のイメージが掴めないと、質問が出たので、 これが0にならない外場のあるブラウン粒子を例に説明すれば良かったです。

半年間分かり難い授業で申し分けありませんでした。 ご静聴有り難う御座いました。


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