第5回 (5月16日)



やった事

第9章 理想フェルミ気体
 9.1 基本公式
 ○ 積分近似
 例題
 ○ 状態密度の物理的な意味

目標


反省

復習の所で、前回の注意点を口だけで説明しましたが、ほとんど解らなかったですね。 やはり口だけでは無理があります。 時間があるときは、板書をしてきちんと説明し、 時間がなければ、思い切って完全に省略するのが良いです。

スピンが半整数のときに z 成分の固有値の数について説明しました。 しかし、私のノートが良くなくて、板書がよく分かりませんでした。 あらかじめ、ノートを自分で良く読んで、筋が通るようにチェックしないといけません。

級数を積分に直す近似がどういう時に良いのか、ここで少し詳しく説明すると良いです。 体積を無限大にする極限でこの近似は厳密になるのですが、 ボース粒子の時にそれがとても重要になるので、ここでも説明すべきでした。 後で質問が出ましたし、「密に詰まる」というのが今の場合、物理的に何に対応するのか、 いきなり積分に置き換えるといわれてもよく分かりません。 しかも、ボース粒子の所は時間がないので、ここで説明しておくと、後が楽です。

積分変数の変換は、当たり前の例でちょっと復習をすべきでした。 最近他の先生の授業を参観する機会があったのですが、新しいことを説明する時に、 それと関連する簡単な復習から入って、とても分りやすかったです。 しかし、時間がないので、なかなかこの授業では難しい。

状態密度の計算ですが、教科書通りやる方が良かったでしょうか。 教科書に書いてある方が復習はしやすいでしょうね。 この部分は、中間試験に出しましたが、半分ぐらいの人が教科書の方法で解いていました。 これは要検討です。



戻る

戻らない

吉森明のホームページへ