第9回 (6月14日)



やった事

10. 理想ボース気体(11.相転移を含む)
10.3 低温における振舞と ボース-アインシュタイン凝縮
 前回のまとめ
 例題
 類題

目標(採点する質問のポイント)

  1. 化学ポテンシャルの温度の2階微分のとびの計算
  2. 圧力の粒子数の2階微分のとびの計算
  3. エントロピーのとびの計算
を理解する。

反省

今回も内容が難しすぎました。 すみません。 今回は説明が悪いというよりも、内容が皆さんの理解力を越え、 しかも、必要度もそれほど高くありませんでした。 もっと、良く考えて内容を精選すべきでした。

復習は、今回も予告するのを忘れました。 でも、当てられた方がとても優秀な方で、 うまくまとてもらったので、良かったです。

前回あまりにも分かり難かったので、もう1度まとめてみましたが、 これが混乱に拍車をかけました。 特に体積を無限に持っていくことと、 近似の関係が良く分からなかったと思います。 最近、失敗続きで本当に申し分けありません。

次の週に受講した人に聞いてみたところ、 「ボース-アインシュタイン積分とか、 ツェーター関数のところがついていけなかった」と言われました。 そこは、教科書を説明しただけで、板書もしませんでしたから、 なんで、b(z) とかツェーターとか出てくるか、 分からなかったでしょうね。 すみません。

化学ポテンシャルの不連続のところまでは何とかついて来てくれたようです。 ここは、いわばテーラー展開なので、 すでに何回か計算したこともあるのでしょう。 問題は、圧力のとびです。 全体の流れを最初に示すべきでした。 そうしないと細かい計算に流され、 何をやっているか分からないことになります。 特に、T>Tc の時の近似を求める思想がわかりにくかったようです。 細かい計算よりも、この思想を丁寧に説明すべきでした。

類題は難しすぎました。 統計力学IIは、演習の時間が無いので、 問題を解く量が圧倒的に少なく、 宿題だけでは足りないと思っていたのですが、 物理入門で授業中に問題を解き、それを提出すると聞いて、 真似してみました。 やっぱり真似はだめですね。 見事に失敗でした。 というか、授業の内容が難しすぎることに全然気がついてなくて、 私一人で先にいっていた感じですね。 本当に申し分けありません。


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