九大物理学科では年に1回、特別研究の説明会をしています。 これは、来年度特別研究Iの履修を希望する学生さんが、 どこの研究グループを選ぶか参考にするために、 開かれているものです。
その時、説明会に参加した学生の方にアンケートを協力してもらいました。 アンケートに協力して頂いた方々には感謝致します。 有り難うございました。 これは、その結果ですが、特研配属の担当である私の怠慢で、 集計が1年以上かかってしまいました。 申し訳ありません。 すでに、2005年度の説明会も終わっています。 そちらのアンケート結果も近々公開の予定です。 それと比べて御楽しみください。
回収数は、33枚です。 質問によっては、白紙もあるので、必ずしも回答者数とは一致しません。 集計にあたっては、物理事務室の石田さんにご協力いただきました。 有り難うございました。
集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。
アンケートの結果や私の回答に意見や感想をお持ちの方は、 yosi3scp@mbox.nc.kyushu-u.ac.jp にメールを下さい。
1:長い時間狭いところに押し込められ疲れた。 | 5 |
2:一つのグループの説明が短くて良く分からない。 | 13 |
3:沢山1度に聞かされ整理できない。 | 12 |
4:特になし。 | 8 |
今年も「2:一つのグループの説明が短くて良く分からない。」が1番多いです。 これは、昨年も1番でした。 ただ、今年は「3:沢山1度に聞かされ整理できない。」も多く、2.とほとんど変わりません。 いずれにしろ、両方とも過半数超えていません。
ある程度絞っていたので興味がわかないグループもあって眠かった。こればかりは、仕方ないでしょうね。 あらかじめ時間割を配っているので、自分の興味のあるところだけ聞くことにして、 後は教室から出て行くかするしかないと思います。
1:全グループの説明が1度に聞け能率が良い。 | 15 |
2:特に何もしなくても必要な情報が入いる。 | 8 |
3:興味がなかったグループの話で新たに興味が持てた。 | 8 |
4:特になし。 | 6 |
今回は、「1:全グループの説明が1度に聞け能率が良い。」が圧倒的でした。 去年は「3:興味がなかったグループの話で新たに興味が持てた。」 が1番だったので、入れ替わりです。
1:教官主催の研究室訪問。 | 13 |
2:毎週1グループずつの説明会。 | 3 |
3:より詳しい説明書の配布。 | 8 |
4:説明会は廃止しなくて良い。 | 13 |
5:特になし。 | 0 |
6:その他。 | 1 |
「1:教官主催の研究室訪問。」と「4:説明会は廃止しなくて良い。」が同数でした。 特に、廃止しなくて良いと思っている人は過半数いませんでした。 ただ、一番最初の項目を選びやすい傾向があるので、 票が伸びなかったとも考えられます。
毎週2〜3グループずつの説明会確かに1回でやるのに無理があるかもしれません。 したがって、2005年度は2回に分けてやりました。
1:30分以上。 | 4 | 2:20分。 | 6 | 3:15分。 | 7 | 4:今の10分で良い。 | 12 | 5:10分未満。 | 2 | 6:グループによって時間を変えるべきだ。 | 1 | 7:原子核実験だけ長いのはおかしい。 | 0 |
「4:今の10分で良い。」が半数をきりました。 15分以上の項目 3つを合わせると10分を上まわります。 「1. 今回の説明会の悪かった所」でも、 「 2:一つのグループの説明が短くて良く分からない。 」 がトップだったことを考えれば、もう少し長くすることを考えても良いかもしれません。
10分は短い。 もう少し余裕があるべきだ。
まとめてやるのなら10分が限度だと思う。本当は興味のあるグループだけでももっとじっくり聞ける方がよいでしょう。 しかし、上の意見にもあるように、全部が全部長くやると、 説明会自身が長くなってしまい、全部聞くと疲れます。 「1. 今回の説明会の悪かった所」で 「1:長い時間狭いところに押し込められ疲れた。」が少ないのは、 1グループが短いからだと思います。 どこか限度かは難しいところですが、確かに10分というのは、 1つの落ち着き場所でした。 数年前は、15分だったのですが、 全体の時間が今の 2分の 3倍かかりたいそう疲れましたが、 その割には詳しく聞けた感じがしませんでした。 やはり、これ以上長くするにはやり方を根本的に変えた方が良いかもしれません。
1: 1日で4時近くまでやるのは長すぎる。 | 2 |
2: 2日に分けて欲しい。 | 13 |
3: 3日以上に分ける。 | 7 |
4: 現状でよい。 | 11 |
今回は、「2:二日に分けて欲しい。」が「4:現状でよい。」を抜いて1位です。 この意見を取り入れ、2005年度は 2回に分けました。 2005年度のアンケートはまだ集計していませんが、ちらっと見ると評判は良いようです。
昼をはさんでやって欲しい。2回やる場合、日を変えるのと、この人の意見のように、 午前と午後やるのと 2通りあります。 実は時間割では午前午後に分けることも可能でしたが、どうせ 2回にわけるのなら、 日を変える方が良いかなと思って、2005年度は2日間にしました。 午前と午後やるメリットは何でしょうか。 私は日を変える方が疲れないと思ったのですが、どうでしょう。
1: ニュートン祭の二週間前。 | 2: 二週間以上前。 | 3: 今より遅く。 | 4: 現状通りニュートン祭の1週間前。 |
1 | 2 | 1 | 29 |
ほとんどが「4:現状通りニュートン祭の1週間前。」でした。
1:理論を最初にして欲しい。 | 1 |
2:六本松と箱崎を分ける方が良い。 | 4 |
3:大講座でまとめて欲しい。 | 2 |
4:今年度のままで良い。 | 25 |
ほとんどの人が「4:今年度のままで良い。」と思っているようです。
1:難しくて全然分からない発表が多い。 | 3 |
2:難しい発表が多い。 | 6 |
3:研究内容の説明が特に難しい。 | 4 |
4:研究内容の説明は不要。 | 2 |
5:各グループの雰囲気が分からない。 | 16 |
6:教官や院生の紹介をして欲しい。 | 2 |
7:卒業後の進路も知りたい。 | 11 |
8:知りたい内容が話されない。 | 2 |
9:声が小さい。 | 3 |
10:指導教官は全員出てきて欲しい。 | 9 |
11:特に問題はない。 | 4 |
「5:各グループの雰囲気が分からない。」と 「7:卒業後の進路も知りたい。」が 2桁代で多いです。 この2つは、去年も多かったので、検討を要します。 とくに卒業後の進路は、説明会で言ってもらうか、説明書に書いてもらうようにしましょう。
10分では到底補えないので不満があるのは仕方ない。また、時間の問題になりましたね。 もし、2回に分けるのならば、時間も長くできるかもしれません。
1:まったく参考にならなかった。来年は廃止すべきだ。 | 0 |
2:あまり参考にならなかった。 | 6 |
3:まあまあ参考になった。 | 23 |
4:とても参考になった。 来年も続けるべきだ。 | 4 |
アンケートをとり始めて 3年目ですが、 年々「4:とても参考になった。来年も続けるべきだ。」に比べ、 「3:まあまあ参考になった。」の比率が高くなっています。 これは、どう考えれば良いかよく分かりませんが、 この傾向が続けば、本当に廃止も含めて検討した方が良いかもしれません。
1: 各グループに付いて電子メールアドレス等の 連絡先の一覧があると良い。 | 13 |
2: 連絡先の一覧は不要。 | 0 |
3: 内容が分かりにくいのが多い。 | 3 |
4: 分かりやすいのが多い。 | 6 |
5: 配布の時期を早くしてほしい。 | 10 |
「2: 連絡先の一覧は不要。」はいなかったので、2005年度も載せました。 「5: 配布の時期を早くしてほしい。」が多かったので、 例年説明会の1週間前に配布していたのを 12日前にしました。
全体的に10分という短い時間では、 説明する方も聞く方にも多少無理がある気がした。 説明書を事前に配布して各研究グループの内容をある程度理解させた上で、 興味を持ったグループの説明を聞きに行くようにしてはどうでしょうか。 配属の説明を最初全員参加の形で行えばよいと思う。 現在の方法も、 どの研究グループも公平にPRの機会が与えられているという点ではいいと思う。
興味のある研究室だけ聞けたら良いと思った。今でもそう解釈してもらっても良いです。 つまり、全員が全部出る必要はありません。 そう考えた時、配属の説明は最初にやった方が良いですか。 聞きたいのが終わったら帰れるからでしょうか。 雰囲気的には説明が終わった後で、 今後のこととして説明するのがそれっぽいと思いますが、どうでしょう。 2005年度は、2回に分けたので、その問題はかなり解決したと思いますが。
説明書があるのは良いと思うが、 HP上でも特研の内容を示したりしてもらえたらと思う。確かにHPにあれば良いと思いますが、先生方も結構忙しいので、 説明書だけで勘弁してもらうのが良いかもしれません。
受身な学生にとっては、この説明会をなくすと得る情報がかなり減ると思う。なるほど。 確かに、皆さんにとっては不要ならば出ないだけだし、 やってくれるものは何でもあった方が良いですものね。 だから、廃止するかどうかって聞かれれば、廃止しない方が良いに決まっています。 問題は効果がどれくらい上がっているかで、主催者側の手間との関係で、 続けるかどうかが決まるのでしょうね。