2005年度特別研究 説明会

アンケートの結果

九大物理学科では年に1回、特別研究の説明会をしています。 これは、来年度特別研究Iの履修を希望する学生さんが、 どこの研究グループを選ぶか参考にするために、 開かれているものです。

その時、説明会に参加した学生の方にアンケートを協力してもらいました。 アンケートに協力して頂いた方々には感謝致します。 有り難うございました。

回収数は、21枚です。 例年よりかなり少ないです。 質問によっては、白紙もあるので、必ずしも回答者数とは一致しません。 集計にあたっては、物理事務室の大塚さんにご協力いただきました。 有り難うございました。

集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。

アンケートの結果や私の回答に意見や感想をお持ちの方は、 yosi3scp@mbox.nc.kyushu-u.ac.jp にメールを下さい。

1. 今回の説明会の悪かった所 (回答者数 20)

1: 長い時間狭いところに押し込められ疲れた。 0
2: 説明の時間が短くて良く分からない。 3
3: たくさん1度に聞かされ整理できない。 5
4: 特になし。 13

今年は「4:特になし。」が過半数でした。 これは、例年とかなり違います。 特に「1:長い時間狭いところに押し込められ疲れた。」が 0なのは、 2回に分けたのが良かったのでしょうか。 ただ、回収数が少ないので何とも言えませんが。


時間が短いので要点だけを話して欲しい。
要点の分からない発表がありましたか。 来年からはあらかじめ発表する人に注意をすることにします。

2. 良かった所(回答者数 21)

1: 全グループの説明が1度に聞け能率が良い。 6
2: 特に何もしなくても必要な情報が入いる。 3
3: 興味がなかったグループの話で新たに興味が持てた。 12
4: 特になし。 3

「3:興味がなかったグループの話で新たに興味が持てた。」が半数超えました。 一昨年もこの項目がトップになりましたが過半数は初めてです。 今のところ、そこに説明会の意義があるということでしょうか。


3. 廃止した時の代わり(回答者数 21)

1: 説明会は廃止しなくて良い。 19
2: 教官主催の研究室訪問。 1
2: 毎週1グループずつの説明会。 1
3: より詳しい説明書の配布。 0
4:その他。 1

「1:説明会は廃止しなくて良い。」が圧倒多数でした。 この質問は、選択肢の順番がとても大きく影響するようです。 例年のように「廃止しなくて良い」は、最後の項目にすべきでした。


院生、学部生による説明会。
これは面白いですね。 公式な説明会と別に誰か企画しないか、焚き付けてみましょうか。

4. 1グループの時間(回答者数 21)

1:30分以上。 0
2:20分。 2
3:15分。 6
4:今の10分で良い。 13
5:10分未満。 2
6:グループによって時間を変えるべきだ。 0
7:原子核実験だけ長いのはおかしい。 0

「4:今の10分で良い。」が半数を超えました。 今回は、2回に分けたので 15分に延ばすことも可能でしたが、 今年の皆さんは、10分の方が良いようですね。 去年の人たちは、全体的に長くして欲しかったようです。


5. 日程(回答者数 21)

1: 2回に分けたのは良かった。 19
2: 分けるのは良くない。 2
3: 3日以上に分ける。 2

圧倒多数で「1:2回に分けたのは良かった。」でした。 2回に分けたのは成功だったようです。


6. 説明会の時期(回答者数 19)

1: ニュートン祭の二週間前。 2: 二週間以上前。 3: 今より遅く。 4: 現状通りニュートン祭の1週間前。
2 4 0 14

だいたい毎年「4:現状通りニュートン祭の1週間前。」が過半数です。


7. 発表の順番(回答者数 20)

1:理論を初日にして欲しい。 2
2:六本松と箱崎を分ける方が良い。 1
3:大講座でまとめて欲しい。 0
4:今年度のままで良い。 17

これも毎年、圧倒的な人が「4:今年度のままで良い。」を選ぶので、問題ないようです。


8. 説明(回答者数 20)

1:難しくて全然分からない発表が多い。 1
2:難しい発表が多い。 1
3:研究内容の説明が特に難しい。 0
4:研究内容の説明は不要。 1
5:各グループの雰囲気が分からない。 6
6:教官や院生の紹介をして欲しい。 3
7:卒業後の進路も知りたい。 4
8:知りたい内容が話されない。 1
9:声が小さい。 1
10:指導教官は全員出てきて欲しい。 3
11:特に問題はない。 9

「5:各グループの雰囲気が分からない。」と 「7:卒業後の進路も知りたい。」が 今年も多かったです。 例年多いので、来年は、留意してもらうよう、呼びかけます。


研究室として行っている事と、学生自身が研究室でやる事とを聞かせて欲しい。
「研究室として行っている事」は、ゼミとか輪講で、 「学生自身が研究室でやる事」というのは研究の課題のことでしょうか。 輪講の教科書はすくなとも説明書に書くことが義務づけられていますが、 一方、研究課題がある場合に、どういうものをやるのかは、 ほとんどの研究グループで話されていません。 当然、まだ決まっていないからですが、昨年の研究課題を言ってもらうのは良いかもしれません。

9. 全体的に(回答者数 21)

1:まったく参考にならなかった。来年は廃止すべきだ。 0
2:あまり参考にならなかった。 1
3:まあまあ参考になった。 9
4:とても参考になった。 来年も続けるべきだ。 11

今年はみなさん優しいのか「4:とても参考になった。来年も続けるべきだ。」が半数超えました。 今回の説明会は、例年より評判が良いと思って良いのでしょうか。


10. 説明書(回答者数 21)

1: 配布は説明会の 1週間前が良い。 4
2: 配布は説明会の 2週間以上前が良い。 5
3: HPアドレス等の連絡先の一覧があるのが良かった。 0
4: 内容が分かりにくいのが多い。 1
5: 分かりやすいのが多い。 1
6: 特に問題はない。 11

「1:配布は説明会の 1週間前が良い。」は 4人、 「2:配布は説明会の 2週間以上前が良い。」が 5人でほとんど同じ人数でした。 実は、昨年のアンケートで早く配って欲しいという要望があったので、 昨年までは、1週間前にしていたのを少し早めました。 それが良かったかどうか、このアンケート結果からでは分かりませんね。 とりあえず、早く配ってまずいことはないと思いますので、来年は、2週間前にしてみます。







感想、意見など

教授によっては難しいことを言っていて理解できずおもしろくなかった。 もう少し簡単でわかりやすくしてくれる工夫が欲しかった。
そうですか。 難しい話がありましたか。 「8.説明」で「1:難しくて全然分からない発表が多い。」や「2:難しい発表が多い。」 が少なかったので、油断しました。 来年は説明会の直前に強く注意することにしましょう。
話の途中にタイマーをならさないでほしい。
これは申し訳ありませんでした。 特に初日は次の時間に講義が入っていたので、時間の延長は許されなかったために、 気にしすぎました。 来年は、時間が来たら、立ち上がるとか、何とかうるさくない方法で時間を知らせます。
各教官の話が10分で非常に良くまとめられているなと思った。 先生方の研究している事柄についての話も、参考になったが、 特研で実際行うことについての説明がもっと欲しい。

前のコメントには「時間が短いので要点だけを話して欲しい。」というがあって、 同じ発表を聞いてもいろいろ感じる人がいるのですね。 それとも、まとまっている教員もいるし、いない人もいたということでしょうか。

実際に行うことの説明については、 確かに私も具体的な話が少なかったような気がします。 特研で 4年生が何をするのか出来るだけ具体的に話すよう、 来年は、説明書にも説明会にも注意を促します。


興味のなかった研究室も今回の説明会で興味をもてたので非常にためになりました。 ニュートン祭の研究室訪問選びにつながるし良かったです。

そう言ってもらえると主催した甲斐があります。 「2. 良かった所」でも「3: 興味がなかったグループの話で新たに興味が持てた。」 が過半数だったので、もしかしたら、どこか逆転した研究グループがあったのかもしれません。



さて、本当のところ説明会はどうだったのでしょうか。 希望する研究グループは決まりましたか。 難しろ、あまり深刻に考えずに、後期から変えることも出来ますから、適当に決める方が良いです。


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