Turbolinux Workstation 7のインストールと、その後の運用メモです。
大変苦労しました。
2002年4月16日追記。
2002年6月19日追記。
TurboLinux 8 Workstationをインストールしたので、新しい方を参照してください。
いきなりグラフィックボードかモニタを認識しないので、 TEXTモードでインストール。開発何とか版で適当に入れる。 この時点ではPCカードには何も挿していない。
モニターの種類は手動で「DELL/1400x Laptop Display Panel」。 グラフィックカードは保留。もちろん、X表示は出来ない。 とりあえず、コンソールでインストール完了。
この状態でPCMCIAに何かカードを挿すとOSごと止まる。 いろいろ考えて、PCMCIAドライバに問題がありそうだと思う。 カーネルをコンパイルしようとする。 PCMCIAと、付け加えたいドライバを有効にしてコンパイル。 （※追記：実はカーネルコンパイルはあんまり重要ではなかった。） 再起動成功。しかし、症状は治らない。
ネットで検索し以下のような記事を発見。
Yahoo! Groups : linux-dell-laptops Messages :Message 6518 of 7212Groups
From: hadig@s...
Date: Thu Sep 27, 2001 4:37 pm
Subject: Re: [linux-dell-laptops] Suse hangs when PCMCIA card is inserted
Hi Raju,
this is a problem described in the ldl-faq in the files section of this
yahoo group.
7. Help! PCMCIA is crashing my laptop!
Many distributions come with a PCMCIA card services package that isn't
compatible with many of the Dell's (the Inspiron 8000 has this problem
for one). The two things you need to do to try and fix it are:
1) Download the source for pcmcia-cs and recompile it, making
sure
you answer Yes to the PnP Bios resource checking question
2) If this isn't fixing it for you, then edit your
/etc/pcmcia/config.opts and change the "include port" line to
read as follows:
include port 0x100-0x4ff, port 0xc00-0xcff
(i.e.: remove the range 0x800-0x8ff). This should cause the
lock-up to go away. (Thanks to Marc Swanson for this one)
3) If THIS isn't helping you fix it, and your
PCMCIA configuration file (under Red Hat this is in
/etc/sysconfig/pcmcia, under Debian it's
/etc/pcmcia.conf) has a line that says "PCIC=i82365",
then try changing it to say "PCIC=yenta_socket"
If I remember correctly, #2 solved the problem for my SuSE7.1 ... which saves
you the downloading/installation of the package.
> Hello,
> I installed pcmcia-cs-3.1.29 drivers on my new Dell I8k. Suse 7.1 hangs when I
> insert the Xircom combo card. No effect even if I remove the card after that.
>
> I observed that none of the .opts are modified when I installed
> pcmcia-cs-3.1.29. But all non .opts files are modified.
>
> Can someone please mail me your config and config.opts files.
>
> Do I need to modify any options in rc.config (init options)?
>
> Thanks inadvance
>
> Raju
ということで、
しかし、無線LAN(BUFFALO WLI-PCM-L11G)はモジュールの読み込み中にエラー。
CardServices release does not match!意味が良くわからない。Googleで検索すると、CardBus 32bit サポートを外す といいとか何とか書いてあるが、Xircomのカードに問題が起きそうだったので 何もしない。 とりあえずネットワークにつながったので無線は後回しにする。
※追記：後ほどあるていど解決した。
別マシンで www.nVIDIA.com に直行し、
※追記：nVIDIAのドライバは結構な頻度で更新されているようだ。
広いデスクトップと、アンチエイリアスフォントのKDEデスクトップに感動。 というか、液晶が綺麗すぎ。横にあるVAIOの汚さが誇張されてしまう。 3D関係も速い感じ。これでCDRが自由自在ならWindowsは要らない。
コンソールがたくさん開けるようになったので 作業能率がアップ。最後の目標の無線LANを目指す。
気をよくしてturbopkgにて自動アップデートする。 カーネルが 2.4.5-3 から 2.4.5-4 にバージョンアップされたので、もう一度設定して コンパイル。modules_installにて大量の「Unresolved symbol」発生。 オプションの依存関係を自分で何とかしないといけないらしい。 1回のトライで約30分。10数回のトライアンドエラーで何とか エラーが出なくなった。設定が便利なのはいいけど、かなりTurbolinuxへの 信頼が低下。片手間とはいえ、時間の無駄。
さらに数時間後。 カーネルのアップデートだけスキップし、現在やっぱり有線LANで動作中。 多分DELLのリソースと何か競合しているのだろうか？よく分からない。
(2002/4/16)
一度動けば全然落ちないし非常に楽なんだけど、 アップデートとか細かい部分でまだまだ不満は多い。 しかし、うまく安定して動いているのでそれなりに信用している。
こんな感じでTurbolinuxからも情報が出てる。 http://www.turbolinux.co.jp/support/tech/compatibility/hwdetect/data/melco/WLI-PCM-L11G/
Turbolinuxのカーネルのバージョン 2.4.9-6 以降で何とか使えるようになった。 しかし、Turbolinuxの情報の通りにやってもうまくいかない。以下のようにすることで とりあずWEP（暗号化）無しで動く。
/etc/pcmcia/wlan-ng.conf 、/etc/pcmcia/wireless.opts を上の Turbolinuxの説明のとおり書き換える。
wvlan_csは「CardServices release not match!」と言われて全然動かない ので、/etc/pcmcia/tladd.conf の以下の部分を書き換え。（本当にDELLと Linuxは相性悪そう。）
■書き換え前(いろいろ書き換えたので多少違うかも) # For Melco AIRCONNECT WLI-PCM-L11 card "Melco AIRCONNECT WLI-PCM-L11" manfid 0x0156, 0x0002 module "wvlan_cs" opts "port_type=3 network_name=hoge"
■書き換え後 # For Melco AIRCONNECT WLI-PCM-L11 card "Melco AIRCONNECT WLI-PCM-L11" manfid 0x0156, 0x0002 bind "orinoco_cs"
WEP関係は動かないので /etc/pcmcia/wlan-ng.opts はそのまま。（という か、このファイルはいつ読まれるのかよく分からない・・・。）
上のTurbolinuxの説明の通り、eth0 に対するネットワークの設定をする。
ネットワークとpcmciaサービスを再起動。
WLI-PCM-L11Gを挿すと多分うまく動く。
いろいろ考えて、orinoco.c がどうもWLI-PCM-L11Gのファームウエア番号 をちゃんと取得できて無いよう。そのため、どうやらWEPはサポートされてな いと判断されるらしい。
とりあえず暗号化無しの無線は危なそうなのでやっぱりあきらめる。
teTeX-...-1.0.7-10 あたりから日本語込のファイルもちゃんと処理できるようになった。
ghostscript-6.51.10 から何とか日本語のファイルが表示できるようになった。
jsclasses や txfonts もRPMで取ってきていれた。かなり良い感じ。RPM一発なので、WindowsのTeX環境構築より簡単かも。
これも特殊なことかもしれないけれど、Dynamic DNS と DHCP3 を組み合わ せたネットワークで、このDELLがDHCPでIPを取って来れないという問題が発生。
/etc/dhclient.conf に [send host-name "xxxx";] と書いて解決。
別件でなぜか起動時にネットワークデバイスが2重に登録される時がある。 再現は分からないが、別のところで立ち上げたTurbolinuxWS7でもPPPが2つあ がってたので、ネットワーク起動スクリプトにバグがあるよう？。 /etc/network 辺りを調べたけどもよく分からない。
OS起動時にネットワークを自動的にあげないようにして回避中。
Xの起動時によくたまに落ちるときがあったが、どうやら原因は熱らしい。そこで、Inspiron8100用の温度・ファン管理ツールを入れる。
Kernel2.4.14 からは最初からついてるらしい。現在は 2.4.9-8 なので自分でコンパイルしてインストールする。READMEを読むと、DELLのBIOSのファン管理にはバグがあるとか何とか・・・。
現在、GKrellMと連携させていい感じ。
(2002/6/19)
夏になり、熱のせいか良く落ちるようになった。温度設定を変えてファン をがんばって動かす。→大変うるさい。
パッケージ管理ツール turbopkg でカーネルが2.4.18にアップデートされ た。i8kモジュールが最初から組み込まれているのでうれしい。 しかし、vmwareがカーネルごと落ちる。ばんばん落ちるので、 そのうちもっとおかしくなってKDEも起動できなくなった。 GNOMEに移行するが、動作が軽いので感激。
いろいろ探し回って、ごく最近のFAQに遭遇。「VMware Workstation for Linux が実行中に異常終了してしまう」 →解決。
※：いろいろけちを付けてはいますが、以上はあくまで当方の環境での現 象であり、他のところでは最初から問題が無い場合もあると思います。
※：どなたか、DELL I8K + Linuxで無線LANの解決方法をお持ちの方教えてください。
| 桜井雅史： | E-mail : m.sakurai@cmt.phys.kyushu-u.ac.jp Web page : http://www.cmt.phys.kyushu-u.ac.jp/~M.Sakurai/ |