授業中には使わないので、買う必要は無い。
しかし、これらの本をしっかり読めば、
授業を聞かなくても宿題は解ける様になる。
ただし、授業ではこれらの本にそって説明するわけではないので、
注意が必要。
- 「非平衡系の統計力学」北原和夫(岩波書店)
学部学生向けで分かりやすい。
比較的新しい。
6章の「相関関数」が授業の「I.線形応答」と関係している。
6-1が授業のI.3と4に、6-5はI.5と6に対応する。
- ランダウ・リフシッツ「統計物理学下」
小林秋男他訳(岩波書店)12章
古典的な教科書。
この本の 124から 126 まで久保公式の説明があるが、
説明の仕方は、かなり授業と違うので注意が必要。
- 現代物理学講座「統計物理学」7章、戸田盛和、
久保亮五編集(岩波書店)
この本も古典的な教科書。
授業とは、「I.線形応答理論」と関係しているが、少し分かり難い。
Theory of Simple Liquids, Hasen and McDonald
(Academic Press)
液体に関する理論がまとめてある洋書。
「II.液体の統計力学」のところで参考になることが多い。
「2.n粒子分布関数」は、この本の2.1と2.5、
「3.BBGKYヒエラルキー」は、2.1、「4.YBGヒエラルキー」は、
2.6に書いてある。
「6.Orstein-Zernike(OZ)方程式」と「7.HNC近似」は、
Chapter 5に詳しく説明してある。
また、この本のChapter 7.以降は、
液体に限らず非平衡系一般の理論が含まれている。
授業の「6.久保公式」は、7.6にある。
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