第5回 (5月15日)



やった事

3. ブラウン運動の基礎III (第2種揺動散逸定理)
(3) 具体例 (つづき)
(4) まとめ
4. 時間相関関数
4-1. 定義と性質
(1) 4から6までの流れ
(2) 定義と物理的な意味
(3) 基本的な性質
(4) ランジュバン方程式からの計算 (途中)

目標

4-1.定義と性質を理解する。 何に使えるか。 性質は何から導けるか。 具体的には以下のことを分かる。

反省

4.のはじめに全体の流れを書きましたが、如何だったでしょうか。 ( 授業ノート 4 PDF) 4.からは、いままでやったブラウン運動の話を使って、 少し別の話題に入って行きます。 4.5.6.と関連が深いので、それらの関係が分かりながら、 進んだ方が分かりやすいと思って付けました。 しかし、アンケートでは、 1回の授業の中の流れが分かり難いといわれたので、 おそらく、各節ごとのつながりに気を取られるあまり、 同じ節の各項目の関係が分かり難くなったんだと思います。 すみませんでした。

不規則な変動の特徴づける方法に付いて、何人かの人に聞きましたが、 もう1人ぐらい聞いても良かったかもしれません。 全部で2、3人は聞くべきでしょう。 それにしても、指名して意見を述べてもらうのは、 うまくのってくれる年とのらない年があるようです。 その年の受講生の雰囲気を見ながら授業を考える必要があります。

少し全体の進み具合が遅れ気味だったので、 プリントにして一気におくれを取り戻そうと、 ほとんどプリントで説明しました。 しかし、ずっとプリントが続くと退屈みたいで、寝ている人も多く、 集中力が続かないようですね。 プリントでやる時はメリハリを考えた方が良さそうです。

「時間相関関数は未来の予測に関係」と説明しましたが、 これはあまり強調しても意味がなかったと思います。 ある程度は関係していますが、 それが時間相関関数の重要な性質とも言えないかもしれません。 むしろ、記憶と関係している方が重要だと思います。 ポイントにするのは不適当でした。 すみません。

さらに、質問( 質問と回答 (採点対象) )にもありますが、時間相関関数が正だからといって、 t'の時刻に近くにいるとは限らないわけです。 ここは、ちょっと誤解を与えたかもしれません。 申し分けありませんでした。

定常状態の説明ももう少し視覚的に出来れば、良かったです。


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