第10回 (6月21日)



やった事

10. 理想ボース気体(11.相転移を含む)
10.3 低温における振舞と ボース-アインシュタイン凝縮
 類題の解答
10.1 基本公式(続き)
 例題: エネルギーと圧力の関係
10.4 いくつかの応用
10.4.1 空洞放射
 光子が化学ポテンシャル 0 のボーズ粒子であること
 問題: 角振動数の状態密度
10.4.2 格子振動のデバイ模型
 類題: デバイ模型の低温極限

目標(採点する質問のポイント)

  1. 圧力とエネルギーの関係
  2. 格子が化学ポテンシャル 0 のボース粒子である事
  3. 格子の状態密度の計算
  4. デバイモデル
を理解する。

反省

今回は前回に比べ、分かりやすいだろうと、授業やる前は、 密かに思っていました。 しかし、その予想は見事に外れ、所々分かり難いところがあったようですね。 申し訳ありません。 あらかじめ、どの辺が難しいか予想して対策を立てるのが良いようです。

前回やった類題の解答を説明しました。 でも、よくわからなかったようです。 内容が難しすぎました。 短い時間ではとても説明できない内容でした。 やはり、もう少し内容を精選しないと駄目なようです。

エネルギーと圧力の関係は今回の中では、もっともうまく説明できたと思いますが、 いかがだったでしょうか。 似たような計算を何回もやったし、2通りの方法で計算したので、さすがに分かったと思います。

光子の化学ポテンシャルが 0 になるところも難しかったようです。 もっと時間をかけて説明すべきでした。 授業中にも質問が出ましたが、その後の質問もありました。 質問と回答 (採点対象)

光子の状態密度は、波数 k から変数変換で計算する方法を以前にきちんとやっていなかったので、 分かりにくかったと思います。 状態密度の計算は、いろいろ問題があるので、今後の課題です。

今回も類題をやりましたが、いかがでしたか。 今度は簡単だろうと自信があったのですが、 まったく妄信に過ぎませんでした。 いきなり解くのは、簡単な問題でも無理があるのですね。 きちんと手順を言って、解き方のあらましを板書しないと類題はできません。


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