もともとはJavaによるWeb教育支援ツールを作成するためのクラスを汎用化したものです。そのため、数値計算と、AWT拡張が主な機能ですが、あとで個人的にいろいろ便利そうなクラスを加えて今のような形になりました。いろいろと問題の多いIEなどでもとりあえず動くように、JDK1.1ベースで実装してあります。
ホームページに掲載するアプレットや、自作のJavaプログラムにちょっとした数値計算や可視化が必要な場合に有用です。Javaには数値計算と可視化がセットになったライブラリはほとんど無いので、そのような用途にはかなり便利だと思います。
逆に、これで本格的な計算をするには力不足かもしれません。一応、精度や速度には気を使っているつもりですが、数値計算や可視化だけを行うのであれば、その手のソフト(1)を使った方が圧倒的に実行速度が速くてドキュメントも多いので使いやすいと思います。
実装の方針として、使いやすさを1番に考え、速度やメモリ消費は多少目をつぶることにしました。Javaの作法で、素早く簡単にプログラムできるよう設計したつもりです。その設計の上で、可能な限り速度・精度・メモリ消費を最適化しました。遅いとは言っても、実用上は問題ないレベルだと思います。
このドキュメントの方針として、HOWTOで簡単な使い方を広く浅く説明し、それぞれの詳しい説明はその後の章に記します。また、あまり丁寧に書いていませんが、JavaDoc生成のAPIドキュメントもあわせてご覧下さい。
サポートページ:http://www.cmt.phys.kyushu-u.ac.jp/~M.Sakurai/java/ccs
ライセンス:GPL Version 2
ご質問やバグ報告などは桜井(m.sakurai@cmt.phys.kyushu-u.ac.jp)までお願いします。
現在Java2向きに書き直したCCS2を準備中です。基本的な使い方は同じですが、パッケージ名などが多少変わります。
JDK1.1, Java2以上です。大抵のJava環境で動くと思います。
未確認ですが携帯向け環境では動かないような気がします。
Windows, LinuxのほとんどのJDK, SDKで動きます。MacOSXでは、デフォルトでアンチエイリアスが有効になっているのでグラフィック回りが遅くなります。(2)
こちらが確認して正しく動かなかったのは、FreeBSDのNetscapeCommunicator4.xx内臓のJVMです。動作不良の場合は報告を頂けるとありがたいです。
作業としては配布物に含まれる「ccs1.jar」をクラスパスに加えるだけです。それだけでは何のことか分からない場合は以下を参考にしてください。
Javaの実行・開発環境が無い場合は、開発環境のインストールが必要になります。Sun Microsystemsのサイトから適当なバージョンの開発環境(J2SDK1.x)をダウンロードして、インストールしてください。
J2SDK1.4 : http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/
インストールが終わったら、とりあえずHello World的なプログラムをコンパイル・実行できるかどうか確かめてください。
「クラスパスに加える」とは具体的には環境変数CLASSPATH
に、ccs1.jarのフルパスを加えるということです。パスの区切り文字がOSによって違いますので注意してください。
なお、Javaに関する大抵の疑問はJava FAQで解消することができます。
以下のように打ちこんで、以下のようなポリゴン的画面が表示されれば成功です。
% java ccs.util.CCSDemo
ここで、簡単にCCSDemoの内容の説明をします。主にビジュアル系のデモです。
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